「食品取扱者の手洗い」 “プロの手洗い”
近年の食中毒発生状況では、病因物質として、腸炎ビブリオは減っていますが、ノロウイルスは相変わらず多発しています。
腸炎ビブリオは、食品中で増え、発病に多数の菌を必要とすることから、食中毒予防3原則「菌をつけない、増やさない、やっつける」で予防することが出来ます。
一方、ノロウイルスは、食品中では増えることなく、微量でも 発病することから、「つけない、やっつける」ことが重要です。
ノロウイルスは、ふん便等に由来し、手指などを介して、施設内に「持ち込まれる」ことが心配されます。(トイレのドアノブ、水道栓、冷蔵庫取っ手など)
つまり、ノロウイルス対策は、調理場等に「持ち込まない」、「拡げない」ために細心の注
そこで、「衛生的な手洗い」!
衛生的な手洗いは、ついてしまったものを「洗い残しの無いように」洗い流すことです。また、汚れを落とすことから一歩すすみ、常在菌までは必要ないが一時的についたものを洗い流すことであり、事業所内の全員が実施することが重要です。
<いつ>
O トイレの後
O 調理場に入る前
O 盛付作業の前等(後で加熱工程のない食品に触れる前)
O 汚染源となるおそれのある食品に触れた後
O 廃棄物の処理、下膳、洗い場
O 家に帰ったとき(家に持ち込まない)
<洗い残しが多いところ(確認)>
O 指先、指の間・股、手のひらのシワ、爪下(爪と皮膚の間)、爪の甘皮
O 親指の付け根のふくらみ(※用便後の処理で汚れが付着しやすい)
O 手首
<洗い残しの原因等>
O こすり合せるときに、間が空いてしまう部分
O 忘れがちの部分
O 汚染が多い部分、よく使用する部分、微生物が入りやすい)部分
<環境>
O 温水が出る。カランを触らない。飛び散らない大きさの「手洗い設備」
O 固形石鹸でなく、よく泡立つ液体せっけん
O ぺ―パータオル、(使い捨て手袋、蓋付きのトイレ)
◎手洗いリーフレットCCF_000050.pdf へのリンク
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